外国からの観光客でにぎわう浅草がある台東区は、観光地以外にもさまざまな特徴を持ったエリアです。
例えば1960年の台東区の人口密度はあたり32,000人／k㎡でした。これは、2位の荒川区の約28,000人／k㎡を大きく上回る密度の高さです。時代をさかのぼる1935年では、46,000人/k㎡でした。
近年その人口密度は下がり、2010年には23区中8位となっています。昼間の人口密度も8位ですが、区内従業者の密度は6位、事業所密度は3位、卸売店密度2位、小売店密度1位、商店街密度1位、工場密度も1位、飲食店密度4位となっています。
1位にランクインしたものには、宿泊施設の密度、銭湯の密度、パチンコホールの密度などがあり、これらのデータから、台東区には多種多様な建物、店が密集していること、区内に住む人が区内で働く割合が高いことがわかります。
そして貴金属、宝石製品製造業の工場数、皮革関連製品製造業工場数が1位となっています。これらの産業は台東区の地場産業として長い歴史を持つ業種です。
浅草ではメトロ銀座線、都営浅草線、東武伊勢崎線、つくばエクスプレスの４路線を利用できるため、非常に利便性が高いです。羽田や成田といった空港駅、渋谷や上野といった遊び場までも乗り換えなしで向かうことができます。
観光地のためパトロールしている警官や交番も多く、街も明るいため安心できる治安の良さというのも特徴です。